
- "小学生の子供が寝ているときに突然起き上がって、何かにおびえたようになきながら叫んで走り回ることがあります。ちょうど、昔のアニメで主人公が夢遊病になったときのようです。
年齢的なもので成長とともに治るものでしょうか?ストレスによるものでしょうか?"
ご相談者:するめさん先生の回答日:2011/12/20

通常は成長とともに自然に治ります。恐怖心をあおるものは避け、安心して眠れる環境をつくりましょう。
子どもが睡眠中に突然起き上がって動き回るものに、夢遊病と夜驚症(やきょうしょう)があります。
夢遊病は意識があるかのような、日常的な行動をします。たとえば、服を着たり、廊下を歩いたり、冷蔵庫を開けてモノを食べたり、探し物をしたりと。表情はうつろで、行動したという記憶は本人にありません。夢遊病を専門的には「睡眠時遊行症」といいます。
夜驚症は強い恐怖感や不安感があって、突然泣き叫ぶという特徴があります。ただの悪夢と違うのは、翌日には本人が覚えていないことです。
睡眠は脳で管理していますが、脳が未発達な子どものうちは、脳からの指令がスムーズに伝わらずに、夢遊病や夜恐症のような行動をとってしまうことがあります。
するめさんのお子さんは、おそらく夜驚症の可能性が高いと思います。通常は成長するにつれて、自然に症状は治まっていきますので心配ありませんが、念のため小児科を受診して何の病気か特定してもらうとよいでしょう。
夜驚症の原因は、心理的なことと遺伝的なことが影響していると考えられています。心理的な要因としては、昼間つらい出来事を体験したり、怖いテレビや映画を見たことによる影響です。恐怖心をあおるものは出来るだけ避け、絵本の朗読や、子守唄などで、心穏やかに眠れる環境を整えてあげてください。遺伝的要因としては、親が夜恐症だった場合、子どもにも症状が現れるケースが多くみられます。
症状が現れたら、無理に起こそうとしたり、叱ったりせずに、お子さんの恐怖を受けとめるような感じで、やさしく抱きしめて背中をトントンたたいてあげてください。安心して行動が落ち着くことが多いようです。
また、行動したときの危険を最小限にできるように、家具のコーナーにクッション材を貼ったり、階段の落下を防ぐために1階で寝るようにしましょう。
お子さんの症状が落ち着いて、ぐっすり眠れるようになるといいですね。

































