講師:
日本睡眠改善評議会認定
睡眠改善インストラクター 竹内由美先生
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ラクに寝返りをして、ぐっすり心地良く眠るためには、体に合った寝具選びが大切です。でも、どんな寝具を使ったらいいのかわからないという人も少なくないはずですね。
そこで今回は、マットレス・敷布団、枕、掛け布団…の3アイテムについて、良い寝具の選び方とポイントをご紹介します。
これから、寝具を買い換えようと思って、本コラムをお読みいただいている方も多いのではないでしょうか。
寝具と一口に言っても、マットレス・敷き布団、掛け布団、枕…とさまざまなアイテムあり、それぞれ役割が異なります。
実は、どれか1アイテムにこだわっても、残りのアイテムが体に合っていなければ、やはり、寝返りがしにくくなったり、体に負担となることがあり、睡眠の質に響いてくることもあるのです。
なので、これからご紹介する選び方のポイントを参考に、寝具はトータルで選ぶようにしましょう。
また、寝具を購入するときは、ショールームなどに足を運んで、必ず実際に寝心地を試し、全身の力が十分に抜けるか、しばらく寝ていても体に痛みを感じないか、寝返りがラクにできるかをチェックしてみてくださいね。
眠りの質に大きな影響を与える1.マットレス・敷き布団、2.枕、3.掛け布団…といった寝具アイテムに関して、今使っている寝具を見直す際、もしくは、ショールームに実際に足を運んで、寝具を購入される際に使える寝具選びのチェックポイントを挙げてみました。プリントアウトするなどして、活用してみてください。
- 力を抜いてまっすぐ立ったときの姿勢が、眠った状態でも維持できるか
- あお向けに寝たときに肩とお尻の部分が少しだけ沈み、背骨が自然に敷き布団に着いて全身の力を抜くことができるか
- 適度な弾力で体重をしっかり支え、体圧を分散してくれるか
- 長時間寝ていても痛みを感じることがなく、体の力が抜けてラクに感じるか
- 寝返りが簡単にできるか
一見、寝心地がよさそうに感じる、ふわふわと柔らかいマットレスやふとん。でも、柔らかすぎるふとんは、重いお尻の部分が沈み込んでしまうため、寝返りがしにくく、体がくの字形に曲がり、腰痛の原因になることがあります。
一方、硬すぎるふとんは、肩とお尻(尾骨)の部分に圧力がかかり、背骨のSラインが敷き布団から浮いてしまい、緊張した状態になってしまいます。肩やお尻(尾骨周辺)、腰など、圧力がかかった部分や緊張した部分は、痛みが発生しやすいので、痛みが発生しやすいので、不必要な寝返りが増えたり、疲れがとれにくくなるので注意しましょう。
最近は体圧を吸収する低反発タイプが増えていますが、体全体が型押しされたように沈んでしまうものは、寝返りがしにくく、血行が悪くなることも。また、このようなタイプは背中とふとんが密着して熱がこもり、寝苦しくなることもあるので気をつけてみてください。
いい寝返りをうつためには、十分な広さのものを選ぶことも大切です。
2人でひとつの寝具で寝ている方の場合、相手の動きに影響されて、眠りが浅くなってしまうこともあります。もし、パートナーの方が寝返りを打ったり、隣の動きが気になって眠りの質に影響を感じることがある方は、相手の動きが伝わりにくいタイプのマットレスを選んだり、シングルベッド2つを寝室に設置するということも、新しくベッドを購入される場合の検討事項に入れておくとよいでしょう。
もし、体に傷みを感じて夜中に目が覚めることがある、意識のある寝返りが多い、朝起きたとき、肩や腰が痛いという人は、マットレス・ふとんを見直してみましょう。
- 力を抜いてまっすぐ立ったときの姿勢が、眠った状態でも維持できるか
- 重い頭を支え、敷き布団と頚椎(首の後ろのカーブ)のすき間を自然に埋めてくれるか
- 高すぎたり、低すぎたりしていないか
- 仰向けになったとき、アゴが下がったり上がったりせず、気道が十分に確保できるか
- 横向きになったときに、鼻とアゴ、背骨が一直線になっているか
- 適度な弾力で、頭が動いても型崩れしないか
- 柔らかすぎたり硬すぎたりせず、形の再現性があるか
- 寝返りが簡単にできるか
枕は形状も素材もさまざまなタイプが登場していますが、形状はフラットに近いものがオススメです。
中央が凹みすぎているものは、後頭部が沈んで寝返りがしずらくなったり、頚椎が枕の淵で圧迫されて首を痛めることがあります。逆に、中央が膨らんでいて四辺が薄いクッションのような形の枕は、頭が安定しないので避けたほうがよいでしょう。
また、高すぎ、低すぎの枕も頚椎に負担がかかり、気道が狭くなって呼吸がしずらくなったり、肩こりや首のシワの原因になるので気をつけて。
柔らかすぎる枕は、敷き布団と同じように、頭が沈み込んで寝返りがしにくくなりますし、硬すぎの枕は骨があたって頭が痛くなったり、寝姿勢が不安定になることが。枕は適度な弾力のあるものを選ぶのが正解です。
中身の素材については、好みもありますが、通気性がよく、型崩れしないものがオススメです。寝ている間に中身が移動し、厚みが均一でなくなるものは寝姿勢が崩れ、肩こりなどの原因になることがあります。大きさは、左右に寝返っても頭が枕から落ちない大きさを選びましょう。
寝ている間に頭が枕から落ちている、手を頭の下に置くなどして無意識に高さを調節している、朝起きたときに首や肩がこっているといった場合は、枕が合っていない可能性があります。
- 軽くて保温性があるか
- 寝返りを妨げる感触はないか
- 湿気がこもることはないか
- 掛け布団のカバーが体にまとわりつかないか
重いふとんは温かく、軽いふとんは寒いというイメージを持っている方もいるようですが、重い掛け布団は寝返りを妨げるだけでなく、寝床内に空気の層ができず、かえって温まらないことがあります。
掛け布団は羽毛のように軽くて保温性のあるものがオススメです。ボリュームのあるモコモコした羽毛布団のほうが温かい気がしますが、ボリュームがありすぎるとやはり寝返りしにくくなることがあります。良質な羽毛であれば薄くても十分に温かいので、ボリュームで判断せず、中身にどんな羽毛が入っているかをチェックしましょう。
掛け布団のカバーやシーツは摩擦が少ないサラサラしたものを。体にまとわりつくと、寝返りしにくくなります。冬などは、寒いからといってパジャマや肌着を何重にも重ね着する人がいますが、寝返りの妨げになるだけでなく、夜中に汗をかいて冷えてしまうこともあるのでほどほどに!
掛け布団のサイズは大きめを選びがちですが、ベッドを使う場合、掛け布団の両端がベッドの下に落ちてしまうと、動きにくくなることがあるので気をつけて。2人で一緒に寝ている方で、パートナーの動きが気になり睡眠の質に影響が出てきている場合は、掛け布団を別々にすることで、改善されることもあります。
どんなにいい寝具を手に入れても、使っているうちにヘタってきてしまいます。
特に、体重が重い方の場合は、マットレス・敷布団も、枕もヘタりやすいので、数年に1度は見直しをしてみましょう!
また、寝具は定期的に干すなどして湿気を防ぎ清潔に保ちましょう。
マットレスを使用している方の場合は、上と下、表と裏を時々逆にすると寝具が長持ちします。
質の高い眠りは、日々の生活の質も向上してくれます。よりよい眠りを得るために、寝具の買い替えなどを検討されている方は、必ずショールームなどに足を運ぶなどして、今回の各寝具選びのチェックポイントをおさえてみてくださいね。人生の1/3を占める睡眠時間。自分にあった寝具を見つけ、上質な睡眠を得ましょう。
私たちは一晩に7時間程度眠ります。あたり前のことですが、その間、食事も水分も摂ることができません。さらに睡眠中にはコップ1杯分程度の汗をかくといわれているため、睡眠中の体は水分不足でカラカラに。
朝起きて、水分を補給することなく活動をすると、血液が濃くなり、血液粘度が高くなるため健康に悪影響を与えることも。特に、中高年以降では心筋梗塞、脳梗塞など心循環器系の事故発生リスクなども出てくるので、老若男女問わず、夜寝る前と、朝起きた時にコップ1杯のお水を飲むようにしましょう。
コップいっぱいのお水は、体を冷やさないよう常温または白湯で飲むのがおすすめ。
また、朝は軽く口をゆすいで口内をキレイにしてから少しずつ飲むのがコツ。胃や腸も目覚め、便秘解消にも役立ちますよ。
水分は体に吸収される(細胞に届く)までに時間がかかるので、喉が渇いてから飲むのでは遅いといわれています。健康のためには朝夜に限らず、日中も少量ずつまめに水分を摂りましょう。水分は栄養を届け、老廃物の排泄を促すのにも不可欠なので、キレイになるためにも水分補給習慣をつけられるといいですね。
次回予告 vol.3 すっきりお目覚めの秘訣は“朝の光”にあり!
快適な睡眠のためには、朝は明るく、夜は暗くすることが大切です。
次回は、光と睡眠の関係や、体内時計について勉強しましょう。

- vol.17
ちょっぴり贅沢♪朝ごはん「いちごワッフル」

- vol.1
- 「心地よく目覚めるための寝返り」
- vol.2
- 「快眠をサポートする寝具選びのポイント!」
- vol.3
- 「すっきりお目覚めの秘訣は“朝の光”にあり!」
- vol.4
- 「快適な眠りを誘う寝室環境づくりのポイント!」
- vol.5
- 「ぐっすり睡眠で美肌を育てる!」
- vol.6
- 「体を眠りモードに!ぐっすり睡眠体質になるための夜の過ごし方♪」
- vol.7
- 「スッキリ目覚めの寝たままヨガ「さかなのポーズ」
- vol.8
- 「簡単♪わくわく朝ごはん スクランブルエッグのプチトマトソース」
- vol.9
- 「何時間眠ればいい?適正な睡眠時間を知ろう!」
- vol.10
- 「スッキリ目覚めの寝たままヨガ「スパインツイスト」
- vol.11
- 「ちょっぴり贅沢♪ 朝ごはんカリビアン・ポークサンドイッチ」
- vol.12
- 「快適お目覚めのための時間割をシミュレーションしてみましょう!」
- vol.13
- スッキリ目覚めの寝たままヨガ「虹をかけるポーズ」
- vol.14
- 簡単♪わくわく朝ごはん「パンプキンスープ」
- vol.15
- 「週末の朝寝坊がブルーマンデーを連れてくる」
- vol.16
- スッキリ目覚めの寝たままヨガ「すきのポーズ」









































