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『連載』あなたを美しくするぐっすり睡眠の極意 目覚め美人のススメ vol.1 心地よく目覚めるための寝返り

講師:
日本睡眠改善評議会認定
睡眠改善インストラクター 竹内由美先生
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眠るときの姿勢は人それぞれですが、ぐっすり眠るためには“よい寝返り”をすることがとても大切です。寝ている間はじっとしている方がよく、寝返りは寝相が悪いことだと思っている人もいるようですが、それは大きな間違い。寝返りにはとても重要な働きがあり、むしろ、まったく動かずに眠ることの方が、身体には良くないのです。


寝返りは睡眠中の血液循環をよくする

私たちは一晩の睡眠中に20~30回の寝返りをするといわれていますが、寝返りには主に3つの働きがあります。

寝返りの役割

  • 1.血液の循環を促して体の疲れをリセットする
  • 2.体温の調節を行う
  • 3.吸湿・放湿性を高め、寝床内の温度を保つ
1 血液循環について
血液は心臓のポンプ作用によって全身に送られますが、手や足など末端の血液は、筋肉の収縮によって流れています。睡眠中、私たちの体の筋肉は弛緩し、血管も拡張して血流量は増えますが、心拍は遅くなり、体もほぼ静止状態となるため、血液循環は部分的に滞りがちに。血液は酸素を運ぶと同時に老廃物を回収するので、スムーズに寝返りができないと血液がうまく流れず疲れが取れにくくなったり、だるさや強ばり、痛み、寝苦しさなどが起きて、眠りの質も低下してしまうことがあります。
また、まったく動かずに長時間寝ていると、エコノミー症候群のような症状や、いわゆる“床ずれ”ができてしまうことも。
2・3 体温調節・寝床内の温湿度について
動かずにいると、敷き布団と体の接触面に熱がこもったり、寝床内(布団の中)温度・湿度も上がります。すると、暑さで寝苦しさを感じて眠りが浅くなったり、途中で目が覚めて、すっきりした目覚めも得にくくなります。
寝返りで動くことで、自然と寝床内に気流がつくられて温度・湿度を調整し、体温を調節することができます。

朝、起きた時に疲れが残っていたり、体が重い、首や肩がこっている、腰が痛いといった症状がある人は、スムーズな寝返りができていないのかもしれません。寝返りはそんな状態を改善する働きを持っています。
質の良い睡眠を得るために、寝返りはとても重要な働きをしているのです。


寝返りには、よい寝返りと悪い寝返りがある

睡眠中に欠かせない寝返りですが、実は寝返りにもよい寝返りと悪い寝返りがあります。

よい寝返り

深い眠りを保ったまま(意識がない状態のまま)、極力エネルギーを使わず、ラクにできる寝返り。
眠りが妨げられることもなく、体も十分に脱力して、脳の疲れも体の疲れも取れやすい。

悪い寝返り

痛みや寝苦しさなどを感じ、ほぼ目覚めた状態となったり、“よいしょ”っとエネルギーを使わないとできない寝返り。
● 眠りが浅くなるだけでなく、体の一部が緊張したり、負荷がかかったりして、疲れが取れにくい。
● 痛みなどを避けるために不必要な寝返りが増えたり、肩こりや腰痛なども起きやすくなる。

よい寝返りのためには、身体をリラックスさせ、寝返りがしやすい、睡眠の環境を整えることが大切です。


よい寝返りには寝具選びが重要!

“よい寝返り”をするのに一番大切なのが寝具。
何でもいいなんて思わずに、自分の体に合った寝具を使ってください。とくに敷布団やマットレスは全体重を支え、寝姿勢を左右する重要なアイテム。適正なものをしっかり選びたいものですが、実は、枕や掛布団も寝返りに影響するので、寝具はトータルでチェックすることが必要です。
せっかく寝返りしやすいマットレスを購入しても、頭が沈み込んでしまうような枕を使えば、体が反転しても頭部は動かずに残ってしまい、結果的によい寝返りができず、頚椎などを傷めてしまうこともあるので気をつけましょう。

心地よい眠りのための『ミニレッスン』

ほのかな香りでぐっすり眠ろう!夜はアロマでリラックス
ほのかな香りでぐっすり眠ろう!夜はアロマでリラックス
心地よい眠りのためには、夜になったら気分を“活動モード”から“おやすみモード”に切り替えることが重要です。
その方法のひとつとしてオススメなのがアロマセラピー(エッセンシャルオイルを使った芳香療法)。香りは、本能を司る大脳辺縁系にダイレクトに伝わるため、気分を効果的にチェンジできるといわれています。

エッセンシャルオイルのタイプ

夜…リラックス  ラベンダー、カモミール、ネロリ、ローズウッド、パチュリ、イランイラン、白檀、ヒノキなど
朝…目覚めを促す(リフレッシュ)  ペパーミント、ジャスミン、グレープフルーツなど

シーンに合わせて、好きな香りのエッセンシャルオイルを選び、ほのかに香らせましょう。
嫌いな香りを使ったり、強く香らせてしまうと緊張したり、覚醒方向へ働いてしまうので、夜は特に気をつけて。

使い方

アロマポット少量の水をはったアロマポットにエッセンシャルオイルを数滴垂らして香らせるのが一般的。安心して眠るためにはローソクを使うタイプより電気で香るタイプを使うのがオススメです。ポットがない人は、カップに熱湯を入れ、その中にエッセンシャルオイルを1~2滴垂らすだけでも十分に香るので、ぜひ試してみて。


次回予告 vol.2 ぐっすり眠りのための寝具の選び方

よい眠りのために、具体的にはどんな寝具を選べばいいのでしょう?
寝転んだ感覚や、動きやすさなど、選び方の具体的なポイントを学びましょう。


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